Quantum Agricultural base

革新的量子農業拠点

高妻 孝光 研究室 > 量子農業研究拠点

近年、種々の機能性農作物や耐候性の高い農作物の開発が急務の課題となっています。また、カーボンニュートラルを目指すためにも、炭酸ガスの固定能力の高い植物の開発が必要となっています。このためには、多種多様な遺伝子資源の確保を行い、品種改良技術開発を推進することが極めて重要な課題となっています。これまで、農作物、有用微生物等の品種改良においては、主としてアルキル化剤であるEMS等による化学変異源を用いた品種改良が行われてきています。このほか、ガンマ線、重イオンビーム、中性子等の量子ビームによる品種改良が行われてきています。この革新的量子農業拠点では、新世代の核破砕型中性子源を用いての突然変異誘発の研究を行なっています。また、X線、中性子線のような量子線は食品や農作物の構造をミクロレベルで調べることができます。このように量子線を活用して品種改良や農作物の分析を行ったり、農業資材等の分析を行うことを総称して量子農業とよんでいます。

この量子農業拠点では、研究開発のみならず、放射光、中性子ビームの利用についてのご相談も承っておりますので、お声がけくださいますと幸いに存じます。

高妻 孝光

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久保山 勉

井上 栄一

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豊田 淳

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星川 晃範

山口 峻英