Takamitsu Kohzuma
高妻 孝光
Profile
プロフィール
研究者氏名 | 高妻 孝光 |
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所属 | 茨城大学 |
部署 | 理工学研究科(理学野) |
職名 | 教授 |
学位 | 学術博士(金沢大学), 薬学修士(金沢大学) |
科研費研究者番号 | 50215183 |
タンパク質は、生物における構造形成、代謝、シグナル伝達などの重要な生命現象に関与しています。多くのタンパク質は金属イオンを結合して、構造を保ち機能を発揮しています。また、タンパク質の多くは非共有結合性の相互作用の集積が機能発現のための重要な因子となっています。本研究室では、金属イオンを結合している金属タンパク質を中心に、非共有結合性相互作用を含むタンパク質構造と機能について調べるための実験手法の分子科学的背景を学びながら、タンパク質の分子機能を理解するために必要となる複合的、相補的各種研究技術についてまなびます。天然の生物試料、あるいは、遺伝子工学的に作成した試料から高純度にタンパク質を抽出精製し、得られたタンパク質を用いて、結晶構造解析、NMR、中性子散乱によって分子構造解析を行ないます。また、ラマン分光、電子吸収、EPR、X線吸収スペクトル、質量スペクトル等の分光学的手法と計算機化学的手法を組み合わせることによって、構造と機能に関する精密な知見を得ることができます。そして、タンパク質の反応を解析し、弱い相互作用の精密情報、電子状態との相関を検討しています。また、詳細な分子レベルの知見を得る上で、必須となる分子生物学的方法によってもアプローチしています。ここで得られたタンパク質における系統的な弱い相互作用の情報は、バイオ医薬品開発において、とても重要なものです。
(研究経歴)
1989年4月 大阪大学助手(教養部)
1994年4月 茨城大学助教授(理学部)
1994年7月〜9月 英国ニューカッスルアポンタイン大学博士研究員
2004年4月 茨城大学助教授(大学院理工学研究科)
2004年10月 茨城大学教授(大学院理工学研究科)
研究キーワード
金属タンパク質、ラマンスペクトル、電気化学、銅タンパク質、電子移動反応、量子線生物化学 、弱い相互作用
研究分野
- ライフサイエンス / 生物物理学 / 生物物理学
- ライフサイエンス / 機能生物化学 / 生体エネルギー変換
- ライフサイエンス / 構造生物化学 / 構造生物化学
- エネルギー / 量子ビーム科学 / 量子ビーム科学
- ナノテク・材料 / 生体化学 / 生物無機化学
学歴
1989年 金沢大学 自然科学研究科(学習院大学、甲南大学以外の大学) 生命科学専攻
委員歴
2014年4月〜 日本コーヒー文化学会 理事
担当経験のある科目(授業)
- 錯体化学 (茨城大学)
- Coordination Chemistry (Ibaraki Unversity)
- 基礎化学実験 (大阪大学)
- Student Lab. for Basic Chemistry (Osaka University)
- 生物無機化学 (茨城大学)
- Bioinorganic Chemistry (Ibaraki Unversity)
- 無機化学 (茨城大学)
- Inorganic Chemistry (Ibaraki Unversity)
- 無機化学実験 (茨城大学)
- Student Lab. for Inorganic Chemistry (Ibaraki Unversity)
所属学協会
- 日本薬学会
- 日本化学会
- 錯体化学会
- 日本コーヒー文化学会
産業財産権
特開2002-62263(P2002-62263A) 反応解析装置
景山 健一郎, 高妻 孝光, 伏島 康男, 河野 貞則, 須藤 和一